アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
“Peace keeping(平和維持活動)”と“Peace making(和平調停活動)”では大違い?―――草の根評論家の見る英語圏での”Make”の強さ
先日の”Let”, “Make”等をいろいろ考えながら車を運転していたら、今日”Make”について考えさせられる用例がラジオで流されていました。

“Peace keeping(平和維持活動)”と“Peace making(和平調停活動)”

おなじみの我が愛する地元のラジオ局の聴取者参加トーク番組です。その中で現在のイスラエルとレバノンの中東情勢が話題に上りました。

話の成り行きはよく分かりませんが、レバノンに国連の監視軍が派遣される(のではないかと云う)話題の時です。番組の司会者が、

「国連の“Peace keeping(平和維持活動)troop”もしくは“Peace making(和平調停活動)troop”が派遣されるという話ですね。しかし両者では大きく役割が違いますけどね」と解説していました。これは意外に感じました。

我々にとっては、“Peace keeping(平和維持活動)troop”と“Peace making(和平調停活動)troop”は多少の役割が違うのは認識しています。しかし両者同じように紛争地に入って、紛争当事者の間で緩衝地帯になり平和維持、仲裁を行うという役割で同じようなものではないかと思ったものです。

平和維持の中に調停等が含まれている、というのが我々一般日本人の考える定義ではないでしょうか?

しかしこの司会者は明確に、

“There are big, big differences between two!”

と断言していました。これは両者の専門的な定義づけは別にして、英語の”Keep”と”Make”のニュアンスの強さの違いからも来ているのではないかと思われます。即ち、

“Keep”―――維持する。とりあえず休戦地帯に入り両者が戦闘状態にならないように監視、維持する。

“Make”―――無理やりでもしてもらう。両者の間に入り武装解除させ戦闘状態をやめさせ和平の条件を出させ調停する。

この場合の”Make”は使役助動詞ではなく通常の動詞ですが、この”Make”の強さが出ているのだと思います。

その他の”Make”の強い意味合いを持つ用例

そういえばこの”Make”。いろいろ用法はありますが、この強さを感じる用例もいくつかあります。

“Make a commitment to do~”――― ~すると確約する。

日産のゴーン社長の改革で有名になったコミットメント。これは義務責務ですから何が何でもやり抜かねばなりませんね。これに”Make”が使われています。

“Make a resolution.”―――決心する。

「一年の計」等に使われます。これも生半可な意志では困ります。何が何でもなり抜かなければ、という強さが必要です。




“Make”は「平和を作る」、「コミットを作る」、「決意を作る」という直訳の意味だけではなく、もっと強い意味があったのですね。


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